アドセンス申請の注意事項『安易なアカウント再作成』と『URL削除ツールの誤使用』

 AdSense ヘルプコミュニティ(旧ヘルプフォーラム)には、様々なトラブルの相談が寄せられます。
 その中でも「審査に合格するためにはどうすればよいか?」「AdSense アカウントの重複でアドセンスポリシー違反の通知が来たがどうすればよいか?」の相談がTOP2です。これらの多くの相談者は、アドセンスなどのGoogleサービスのヘルプやガイドラインを読まず、他のネットの情報を信じてトラブルになることが非常に多いと感じます。
 まあ、私も人のこと言えませんが・・・。著作権違反はダメと言いながら、自分はアドセンスの合格のスクリーンショット画像を掲載しているようなサイトは、個人的には信用できないと感じています。 (中にはペナルティーの仕組みをよく理解して、掲載している人もいるとは思う)

重要な事項、ポイント

AdSense アカウントの重複は、最悪申請さえ不可能になる

 アドセンスのアカウントは収益受取人一人に対し一つです。これは、健全なサービスを守るため、重大なポリシー違反者を再度アドセンスに参加させない仕組みと思われます。 氏名や住所などで照合すると思われますが、その他にもIPアドセス、ログイン記録、様々なデーターを調べているかもしれません。自己クリックの判定にも使われると個人的には考えます。
 アカウントの削除、再申請を行うことは、どうしても必要に迫られる場合もあります。 例えば、日本で申請し、海外に移住した場合などです。かく言う私も、申請中にアドレスを変更し、3ヶ月待っても通知が届かなかったため、アカウント削除、再申請した口です。
 問題なのは、調べもせず行うことです。その結果重複とトラブルとなるケースです。 更にはGoogleアカウント(Gmail アドレス)も削除してしまっているケースでは、復旧ができないこともありえます。
 そして、重複の相談が非常に多いこと。それだけリスクが高いと言えるでしょう。
 最悪、アドセンスの申請が二度とできなくなってしまいます。特別な事情がない限り行わないでください。

アカウントの利用停止、再作成しようとする人の理由や動機

BANされた人、BANのリスクを回避しようとする人

 個人的にはGoogleの名寄せ技術は最先端を進んでいるので、無意味かと思います。 法人名義の申請方法を教えてほしいという相談者もいましたが、Googleアカウントでの名寄が行われれば意味はありませんし、脱税、私文書偽造など、法を犯すことになりかねませんので絶対にしないでください。

数多く申請、不合格を繰り返した人

 ネットで、アカウントの再作成をしたほうが合格しやすいという情報があることは知っています。安易に信じてはいけません。たまたま、その人は合格したのかもしれません。
(不合格の人は記事をかけない。不合格の人が多いかもしれない)
 しかし私も、心の隅では「再作成したら合格する可能性が高くなるケースもあるのでは?」と考えています。
 そのケースとは、アドセンスのインデックスが整理されていない(散らかっている)ケースです。インデックスが作り直されることで、最新のサイトの情報が反映される可能性があるからです。
 詳しくはアドセンス審査の合格基準をSEO対策の観点から考えるの記事に記載しています。ご覧ください。

合格または不合格の通知がなかなか来ない人

 基本的に申請すれば通知が来るまで待つしかありません。一ヶ月、二ヶ月はザラです。
 三ヶ月以降はちょっと待たせすぎのような気がします。何らかの問題があるかもしれません。アカウントの再作成もやむを得ないかもしれません。

AdSense アカウント利用の停止の前に試していただきたいこと

 再申請して合格の可能性が上がる場合は、インデックスの関係だと個人的には思います。ですので、再申請をする前に、サイトが現状どおりインデックスされているか、Search Console を使って確認してください。
 半年以上通知がなかった相談で、Search Console に登録されたURLが間違っていることをアドバイスしたら、数日後に合格通知が来たと言う事例もありました。ちょっと話が出来すぎなので、たまたまだと思いますが、こんなこともあります。

オススメするSearch Consoleの対処法

  • サイトマップを送信する
  • 記事の修正をしたら、新 Search Console の「URL検査」の「インデックス登録のリクエスト」を行う
  • 記事はできるだけ削除せず、加筆または合併(合併の場合は301リダイレクトを行う)
  • 記事を削除する場合は、審査コードを外しクロールさせ、グーグル検索のキャッシュに審査コードがないことを確認後、削除する(ちと心配しすぎかも)
  • カテゴリの削除、変更は極力避ける
  • カテゴリ、検索ページにnoindexタグを付ける(気休め)
  • 審査申請前にインデックス状況を確認する
  • 申請後、定期的(1週間に1記事ぐらい)は投稿する(クローラー対策、品質の悪い記事を投稿すると逆効果&原因が分からなくなる)

どうしてもアカウントの利用停止、再作成をする場合

 基本的にアカウントの削除、再申請は自己責任でお願いします。 ホストパートナーウェブサイトのBloggerではトラブルが発生する場合もありますので、個人的には辞めたほうがよいと思います。(苦しめられました)
  • AdSenseヘルプフォーラムで重複になった相談を確認して、トラブルになったらどのように対処すればよいか頭に入れておいてください。
  • アカウント削除後、2週間(最近は1週間という情報もある)は、アカウント再申請は行わないでください。
  • 削除したAdSense アカウントでログインしないでください。メインのGoogleアカウントであれば、合格したAdSenseアカウントに別の管理者として追加したほうがよいかもしれません。
 AdSense削除、再申請については以上です。

URL削除ツールの誤用はアドセンスの審査に悪い影響を与えるかもしれない

 サイトに変更を加えた際、Googleにその旨を知らせることは、アドセンスの審査をスムーズに進めるために必要な工程だと思っています。しかし、相談者の中にはネットの誤った情報のため、リスクを負ってしまう人が跡を絶ちません。
 最近、インデックスの削除に旧サーチコンソールの「URL削除ツール」を誤って使用される相談者を多く見かけます。URL削除ツールは、個人情報を漏洩したときなど、緊急にデーターをネット上から削除する必要に迫られたときに使用します。(正確には、情報の削除ではなく一時的なブロック)
 キャッシュには共有するものの、アドセンスのインデックスとGoogle検索のインデックスは違いますので、アドセンスのインデックスにあるポリシー違反が残ることになるのでないかと心配します。
 また記事を削除しても、URLを入力した際表示される404リンク切れエラーページには、審査コードが貼付けされています。
誤った情報をクリーンアップする目的でこのツールを使用しないでください。(404 エラーの古いページなど) サイトが変更されたため、インデックスに登録されている URL が古くなってしまった場合は、次回のクロール時にこのことが認識されて、古いページが自然に Google の検索結果から削除されます。 すぐに更新するようにリクエストする必要はありません。
 URL削除ツールについての情報は以上です。

情報が正しいか判断しよう

 情報を配信する者として、入手した情報が正しいかどうか、必ず裏を取る必要がると思います。
 ネットの情報は玉石混交であり、どれがダイヤか石炭か、それとも路傍の石なのか、ぱっと見では判断は付きません。害のない情報であればまだよいのですが、中には人の命や財産を奪ってしまウラン鉱石級の情報もあります。

ちょっと、駄文になりました。
(;´∀`)

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